映画話など。/ゆ

えー。
先のダイアリーにも書きましたが、もろもろ振り返る画像がないので。

一部に好評だった去年夏に写メダイアリーの映画話、

 

の続きで、2011年の下半期の映画話など。

ゆ、夏は引越しなどで映画どころではなく、秋からは新作をチェックしつつ春夏に観そびれた映画の二番館上映や名画座の特集を狙って観る日々でした。
けっこう観落としちゃったなぁ、「ツリー・オブ・ライフ」とか何本か自分的に重要な映画を観落としてる。
一方でまた「復讐するは我にあり」を観てたりですとかね、他にもしつこく気に入った映画は劇場で観てるんですが、ホントにキリがないですな。
2011年はトータルで127本 映画館で観たけど気分的には少ない。

上半期はベスト10本を選ばなかったんですが、日頃からベストムービーをよく聞かれるので、今回はむりくり選んでみた(復讐するは〜、は抜いた)。
人生のベスト10とか聞かれると答えられない性格なんですが、半年ならなんとか(&簡単なレビューなど)。
まぁ、お正月DVD借りて映画観たりする人の参考にでもなればなと〜(あまり参考にならないかもだけど)。

ゆ的 2011年下半期の10本↓

【ビューティフル】
…相変わらずの徹底したリアリティー&容赦なさ。
ダメなもんはダメなんだと辛い現実をつきつけられます。
この人の映画ってどんな善人でも善意でも裏目に出る時は出るんで、毎回落ち込むし考えさせられちゃう。嗚呼ホント辛い。
だけどとても力強い。
この監督の音の使い方や効果(サントラ的な意味ではなく)も、毎回素晴らしい。

【スーパー!】
…充分痛快だったキック・アスに足りなかったモノがこの映画に全部入ってます。
腑に落ちました。
浅はかさ、ままならない感じが切ないが滑稽で面白い!サイコー!

【アンダーグラウンド】
…最近は名画のデジタルリマスター版公開が多いので嬉しい。
この映画も久しぶりに観たけど、やっぱし素晴らしかったなー。
狂気、裏切り、笑い、カオス、愛。そして赦すという事。
「人間ってヤツぁ〜」って群像劇に酔いつつ、旧ユーゴの歴史的背景も考えさせられる。
捨てカットなし。超映画体験できます。

【サウダーヂ】
…地方を題材にした邦画にありがちな観光ビデオばりに綺麗な風景をやたら織り交ぜて「田舎はあったかくて良い所よ」的な、余計な金が動いてそうなプロモーション臭がまったくない1本(自主制作だけに)。
地方都市のダメなヤ〜な感じがこれでもかって位に出ている。
なので、そこをニヤっとできる人には小気味よさもある丁寧で力強い一本。
それに、別に地方都市だけの問題じゃないんだよね〜と。
必死で浅はかで情けなくて空っぽで切ない。
プロの役者と現地の人のバランスもリアリティーもめちゃくちゃいい。音も上手い。
※ こちらの作品は先日フランスのナント三大陸映画祭でグランプリを受賞しましたが、DVD化はこの先も絶対ないそうです。
興味ある方は劇場に行きましょう。

【孫文の義士団】
…これ、いちいちあざとくていいです。
まず毎回アクションシーンが派手で面白いし、いろいろと魅せてくれます。
感動したという方も周りにいるんですが、ゆ的には熱くて豪快すぎて爆笑の1本でもあった。
元気と勢いがあっていい。爽快!
マルっと街一つ作っちゃったセットも素晴らしい。
辛亥革命の話ですが、歴史映画ではなく超エンターテイメントしてます。

【アジョシ】
…ウォンビンが二枚目すぎてちっともオジサンに見えない件と主演の少女が美少女じゃない事が ゆ的にダメなんだけど、悪い奴らが本当に徹底的にロクでもなくて悪い!
え〜?酷い!でも韓国なら有り得るかもなって(すみません!)思えるところがいい。
尚、ウォンビンファンの方にも前半は無口&前髪で顔も見えにくいウォンビンに萌えつつ焦らされ、後半は違う彼を存分に見れていろいろ楽しめる構成になってます。

【ゴーストライター】
…自分はどこかに作り手の感情や、綺麗におさまりきってない歪みやはみ出すモノがある映画の方が好きなんだが、世界観もテンポも演出も、その安心な手堅さに酔った。
ため息。素晴らしかった。

【ヘヴンズストーリー】
…この映画も少しも楽させてくれない映画でした。
愛を求めるから復讐は生まれるのかも知れない。
憎しみの先には何があるんだろうって考えさせられる1本。
愛とか憎しみをただただ綺麗に美しく描いてないのがよい。
※ こちらの作品もDVD化はないそうです。

【ピラニア3D】
…今までより画が綺麗とか奥行きが〜とか言っても視覚的情報量が増える分だけ物語がどれも大雑把でありがちになるし、「もうみんな3Dなんて飽きたろ?」って時に、ビキニのおねーちゃん達、四方八方から襲ってくるピラニア、飛び出すおっぱい・・・、実に正しい3Dだったと思う。
アホすぎてベスト10入り。
2Dでも充分下らないです。

【ミッション:8ミニッツ】
…この映画、存在としては地味なんです。
が、こんな爽やかな後味のSF映画って久しぶりじゃない?!
って事で下半期ベスト10入り。
細かい矛盾点なんてどうでもいいのですよ、ノド越しが◎。

・・・他にも「ヤコブへの手紙」、「メカニック」、「リアル・スティール」etc、も好印象なんですが、10本に絞るとこんな感じに。
なんか下半期だけでなく2011年は全体的に地味だったかも知れない。
2012年も楽しい作品やいい映画をいっぱい劇場で観れるといいなー。
音楽はLIVE、SMもセッション、好きな人や興味ある人もネットで画像見たりblog読み漁るより、やっぱ直接会った方がわかるしいいじゃん?
映画も映画館の方が演出も音もより楽しいし伝わるのらっ。
だが、公開を逃したら二番館でかかる事も名画座で特集される事もないようなハナクソ映画を観に行くクセを今年はなるべくやめたい・・・。

★ゆ、2011年下半期・劇場で観た映画【54本 ※繰り返し観た作品含め】★

7月
「エル・スール」
「ミツバチのささやき」

8月

9月
「ライフ いのちをつなぐ物語」
「監督失格」
「探偵はBARにいる」
「モテキ」
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」
「ゴーストライター」

10月
「ザ・ウォード 監禁病棟」
「ピラニア3D」
「アジョシ」
「インシディアス」
「エンディングノート」
「お家をさがそう」
「アメリカン・ビューティー」
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」
「スーパー!」
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」
「復讐捜査線」
「メカニック」
「復讐捜査線」(2回目)
「メカニック」(2回目)
「サウダーヂ」
「電人ザボーガー」
「カウボーイ&エイリアン」
「アンダーグラウンド」

11月
「歓待」
「一命」
「楢山節考」
「復讐するは我にあり」
「ヤコブへの手紙」
「ミッション:8ミニッツ」
「ステキな金縛り」
「UNDERWATER LOVE-おんなの河童-」
「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
「孫文の義士団」
「レイン・オブ・アサシン」
「孫文の義士団」(2回目)
「MAD探偵 7人の容疑者」
「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」

12月
「マネーボール」
「アントキノイノチ」
「恋の罪」
「ヘヴンズストーリー」
「1911」
「リアル・スティール」
「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」
「50/50」
「ビューティフル」
「ザ・ファイター」
「キッズ・オールライト」
「ブルーバレンタイン」
「わたしを離さないで」
「SOMEWHERE」